【5分で読める!】2025年2月24日週の市場トレンド
おはようございます!こにちゃんです。
2025年2月24日週のweb3のトレンドが分かるレポートです。
構成は以下になります。
CoinSharesの週次レポートから読み解くマクロ市況
マインドシェアと市場トレンド
BaseがSepoliaテストネットでFlashblocksを実装
OpenSeaがUnichainをサポート
アバランチ財団がアバランチビザカードの発行開始
MetamMaskのUI/UXの改善とSolanaとBitcoinへの対応
CoinSharesの週次レポートから読み解くマクロ市況
米国大統領就任とそれに伴う貿易関税、インフレ、金融政策をめぐる不確実性を受けて投資家が慎重になったため、デジタル資産投資商品からの流出総額は5億800万ドルに上った。
ビットコインが主な焦点となり、5億7100万ドルの流出が見られ、一部の投資家は空売りポジションを増やすことを選択した。
以下の画像の「Flows by Asset」で、Bitcoinの「Week flows」の「-571m$」にて確認できます。
XRPは3,830万ドルの流入でトップとなり、SECが訴訟を取り下げるという投資家の期待を反映して、2025年11月中旬以降、流入額は8億1,900万ドルに達した。
以下の画像の「Flows by Asset」で、XRPの「Week flows」の「38.3m$」にて確認できます。
マインドシェアと市場トレンド
2025/3/2(日)時点でのマインドシェアのTOP3は以下になっています。
L1 41.85%
Tokenless 12.83%
Memecoin 7.69%
今週も引き続きL1に対して強い関心が寄せられました。
この強い関心に対する要因の一つとして、L2に比べてL1の方が投資パフォーマンスに優れている点が挙げられます。
特に、Ethereumを代替するL1であるSolana、Sui、Hyperliquidはエコシステムの成長とトークン価格の両方で、Ethereumを上回るパフォーマンスを示しています。
このように、Ethereumにある種依存したL2よりも、新しいチェーンとして構築できるL1に対して、必然的に注目が集まっていると考えられます。
市場は、Ethereumに対して失望の念を示しているのがデータから読み取れます。
BaseがSepoliaテストネットでFlashblocksを実装
FlashblocksはL2チェーン「Base」に導入されたMEV最適化型のブロック生成技術で、ブロック生成を高速化しつつセキュリティを担保することを目的にしています。
今回、Sepoliaテストネットでの実装では、ブロック生成間隔を2秒から200ミリ秒まで10倍ほど短縮でき、「Base」はこれまでで最速のEVMチェーンになりました。
このように、Ethereumに対する市場の失望の裏で、着実な技術開発によってL2の課題点が少しずつ解消されています。
OpenSeaがUnichainをサポート
2025/3/1(土)に、NFTマーケットプレイス最大手OpenSeaが、DEX最大手UniswapのL2「Unichain」に対応しました。
「Unichain」は、前述した「Base」と同じOP Stackを基盤としたSuperchainに該当します。
また、前述したFlashblocksはOP Stackで活用できる技術であるため、Superchain内の他のL2チェーンにも採用可能なことから、相互発展が期待されます。
アバランチ財団がアバランチビザカードの発行開始
アバランチビザカードは、Avalancheトークン (AVAX)、ラップされたAVAX(WAVAX)、およびステーブルコインUSDTとUSDCをVisaが利用可能なあらゆる店舗で使用できます。
このカードは、ブロックチェーンベースのカード発行プラットフォームRain Liquidityによって提供されます。
先日、日本国内のクレカ大手オリコの事例を紹介しましたが、グローバルでも暗号資産決済のVISAカード発行の機運が高まっています。
MetamMaskのUI/UXの改良とSolanaとBitcoinに対応
2025/2/28(金)に、暗号資産ウォレット最大手MetaMaskがUI/UXの改良を宣言し、今までのEVMのみの対応から、SolanaとBitcoinまで対応範囲を拡張することを宣言しました。
また、ガス代をETH以外の任意のトークンで支払う機能の追加や、Metamaskカードの発行も示唆しました。