Zoraの新しいミームコインプラットフォーム「Wow」
こんにちは。
最近までTwitterアカウントがBanされていた山口です。TwitterのアカウントがBanされてたせいで大統領選のお祭り騒ぎにも参加することができず、悔しい思いをしました。
今日はZoraのミームコインプラットフォーム「Wow」についてです。
最近、Zoraはミーム系のdAppsが盛り上がってきてます。今回紹介するWow以外にもArtRunと呼ばれるアートを投機と結びつけるようなプロダクトも出てきています。(こちらも今度記事にします)
最近でたdAppdですが、すでに6000以上のトークンがデプロイされているプロジェクトで、NFTの新しいユースケースとして「Wow」を紹介します。
Wowの概要
NFTプラットフォームとして知られるZoraが、Baseチェーン上で新たなミームコインプラットフォーム「Wow」を展開しました。
このプラットフォームは、ERC1155 NFTをERC20トークンに変換するERC20zプロトコルを活用し、ミームコインの新しい取引モデルを提供しています。ミームコインに特化した設計が特徴で、エンターテインメント要素と金融の要素を融合し、ユーザーが楽しみながら投資に参加できる環境を目指しています。
トークン発行と運用の仕組み
Wowのトークン供給はボンディングカーブによって管理されており、需要に応じて価格が変動する仕組みです。トークン購入時には新規にミントが行われ、売却時にはトークンがバーンされるため、価格が市場の需要と供給に応じて変化します。
また、トークン供給が8億に達するとUniswapの流動性プールに移行し、取引量に応じた流動性の提供が可能になります。
売買のたびに1%の手数料が課され、収益は以下のように分布されていきます。
トークンクリエイター(50%)
プロトコル(20%)
プラットフォームリファラー(15%)
オーダーリファラー(15%)
この分配設計により、トークンの発行者やコミュニティメンバーにとってもインセンティブが高まり、活発な取引が期待されています。
Wowの可能性と将来展望
Wowは、すでに複数のミームコイン(例:$DREAM、$WOW、$HIGHHORSE、$BALDO、$CRAZYFWOG)がUniswapに移行し、合計で300万ドルを超える時価総額を達成しています。
また、オープンプロトコルであるWowは、AIを活用したトークンランチャー「dreamcoins」など、他のプロジェクトも容易に構築可能です。
コミュニティ主導のエコシステムを通じて、金融とエンターテインメントが融合した新しいクリプト体験の提供を目指しており、今後も注目を集めるでしょう。
ミームトークン×NFT
ミームトークン×NFTは非常に可能性があるものだと考えています。これまでのミームトークンがティッカーの情報しか持たなかったことに対して、NFTを加えることで視覚的な情報を含めて付与することができるようになリました。
ネットミームにおいてミームの画像の汎用性・拡張性が爆発的な増加を生んでいます。これまではその素材をオンチェーンにおくことができず、ミームとしての爆発性は作りにくかったかと思います。
例えば、Dogeコインが伸びた要因にカボスちゃんの存在があるとします。
Dogeのことを知らなくても、カボスちゃんは知っている。カボスちゃんの名前は知らなくても、画像を見たことがある。そう言ったことが容易に発生するのがネットミームの凄みです。
ミーム化した画像は、みんなが知っているアートみたいなものなので、価値がつくことは容易に想像できます。
まとめ
ZoraのWowプラットフォームは、ミームコインを通じて新しいクリプトソーシャル体験を提供するプロジェクトです。
独自のトークン経済と分散型プロトコルにより、エンターテインメントとしても楽しめるDeFiエコシステムを構築し、投資家や一般ユーザーにとって新しい魅力を持つプラットフォームになる可能性を秘めています。