【5分で読める!】2025年5月19日〜5月25日のWeb3注目トピック
おはようございます!こにちゃんです。
2025年5月19日〜5月25日のweb3のトレンドが分かるレポートです。
本日のトピックは以下になります。
CoinSharesの週次レポートから読み解くマクロ市況
マインドシェアと市場トレンド
新コンセンサス「Alpenglow」提案と現物ETF審査開始が示すSolanaの未来
FarcasterとSolanaの統合で、進化する分散型ソーシャル体験
テキサス州、ビットコイン準備金法案可決で暗号資産導入が現実に近づく
TGTが6取引所に同時上場、日本発Web3ゲーム『TOKYO BEAST』が描く次世代ゲーム経済圏
CoinSharesの週次レポートから読み解くマクロ市況
デジタル資産の流入額は先週7億8,500万米ドルに達し、年初来総額は75億米ドルに達し、2月~3月の流出額を完全に回復した。
地域別のセンチメントはまちまちで、米国(6億8,100万米ドル)、ドイツ(8,630万米ドル)、香港(2,420万米ドル)からの流入が好調だった一方、スウェーデン、カナダ、ブラジルからは流出が見られた。
以下の画像の「Flows by Exchange Country」で、United Statesの「Week flows」の「681m$」にて確認できます。
以下の画像の「Flows by Exchange Country」で、Germanyの「Week flows」の「86.3m$」にて確認できます。
以下の画像の「Flows by Exchange Country」で、Hong Kongの「Week flows」の「24.2m$」にて確認できます。
ペクトラのアップグレードと経営陣の変更により、イーサリアムのセンチメントは2億500万ドルの流入で回復しつつある。
以下の画像の「Flows by Asset」で、Ethereumの「Week flows」の「204.9m$」にて確認できます。
マインドシェアと市場トレンド
2025/5/25(日)時点でのdexu.aiのマインドシェアのTOP3は以下になっています。
L1 22.55%
Sweet-spot 11.97%
NFT 6.37%
5/22にBTCが史上最高値を更新したこともあり、先週に引き続きBTC、ETH、SOLといった時価総額上位の銘柄に注目が集まりました。特にSOLは、新コンセンサスプロトコル「Alpenglow」の提案や米で現物ETFの申請の審査手続きが開始したことなどから、ETHと匹敵するほどの注目を集めました。
Sweet-spotとしては、先週に引き続きHYPE、SUI、PENGUなどに注目が集まる中、AIエージェントプラットフォームのトークン「VIRTUAL」にも再び注目が集まりました。
2025年5月時点で、USDCの総ロック価値 (TVL) が32億ドル、未決済建玉(OI)が 89 億ドルの Hyperliquidは、最大の分散型デリバティブプラットフォームとなり、セクターの取引量の約 70%を占めています。その結果、市場の関心がHyperliquidのトークン「HYPE」に集中する、一強状態となっています。
新コンセンサス「Alpenglow」提案と現物ETF審査開始が示すSolanaの未来
2025年5月20日に開発スタジオAnzaは、新たなコンセンサスプロトコル「Alpenglow(アルペングロウ)」を提案しました。このプロトコルは、従来のTowerBFTとProof of History(PoH)を置き換え、VotorとRotorという新しい仕組みを導入することで、取引の確定時間を平均150ミリ秒まで短縮し、リアルタイム性を大幅に向上させることを目指しています。
また、2025年5月19日に米国証券取引委員会(SEC)は、Bitwise、Canary、VanEck、Fidelity、21Sharesが申請したソラナ(SOL)の現物ETF(上場投資信託)5件について、正式な審査手続きを開始しました。これらの申請は、Cboe BZX取引所を通じて提出されており、SECは市場操作の防止や投資家保護の観点から、さらなる分析と一般からの意見募集しています。
FarcasterとSolanaの統合で、進化する分散型ソーシャル体験
2025年5月23日、分散型ソーシャルプラットフォームFarcasterは、Solanaエコシステムのサポートを正式に発表しました。これにより、ユーザーはFarcaster上でSolanaウォレットを直接接続し、ミニアプリを通じてSolanaベースのゲームやトークン、ソーシャルアプリケーションにシームレスにアクセスできるようになりました。
また、新たに導入されたクロスチェーンブリッジ機能により、Ethereumや他のEVM互換チェーン上の資産をSolanaチェーンのトークンと即時に交換することが可能となりました。
この統合は、SolanaとFarcasterの開発者コミュニティが連携し、ミニアプリ開発用のSDKやテンプレート、APIドキュメントを整備することで、より多くの開発者が短期間でアプリを構築・公開できるようにすることで、Farcaster利用者体験を一層直感的かつスムーズなものにすることを目的としています。
テキサス州、ビットコイン準備金法案可決で暗号資産導入が現実に近づく
2025年5月21日、テキサス州下院は戦略的ビットコイン準備金の設立を目的とした法案「SB 21」を101対42の賛成多数で可決しました。この法案は、州の会計監査官がビットコインを購入・保有し、州の財政資産として管理することを認めるもので、インフレ対策や投資ポートフォリオの多様化を図る狙いがあります。
法案には、過去12か月間の時価総額が5,000億ドルを超える暗号資産への投資を許可する条項が含まれており、現時点ではビットコインが唯一の対象となります。また、州民や企業からの暗号資産による寄付を受け入れることも可能とされています。
この法案は既に上院を通過しており、下院での修正を反映させるため再度上院での承認を経て、グレッグ・アボット州知事の署名を待つ段階にあります。知事が署名すれば、テキサス州はニューハンプシャー州に続き、ビットコインを州の準備資産として正式に採用する2番目の州となります。
TGTが6取引所に同時上場、日本発Web3ゲーム『TOKYO BEAST』が描く次世代ゲーム経済圏
2025年5月21日、日本発のWeb3ゲームプロジェクト『TOKYO BEAST』の基軸通貨であるTokyo Games Token(TGT)が、Binance Alphaを含む海外主要6取引所に同時上場しました。上場先には、Binance、Bybit、Gate.io、KuCoin、MEXC、QuickSwapが含まれ、これは日本関連ゲームトークンとしては前例のない大規模な同時上場となります。
TGTの発行元であるTOKYO BEASTプロジェクトには、開発企業としてgumiが参画し、テクノロジー・ファイナンスアドバイザリーをチューリンガムが担当しています。また、0x Consulting Group PTE.LTD.がトークンエコノミクスのアドバイザーとして参画しています。
TGTは、プラットフォーム上の各ゲームにおける決済通貨、ステーキングによるオンチェーンアイテムの獲得、コミュニティガバナンスやゲーム内ベッティングのユーザー投票手段など、複数のAAA級ゲームプロジェクトで共通に活用されることで、ゲーム間の経済圏を共有しながらリスク分散・拡大を目指すトークンです。