【5分で読める!】2025年3月31日〜4月6日のWeb3注目トピック
おはようございます!こにちゃんです。
2025年3月31日〜4月6日のweb3のトレンドが分かるレポートです。
構成は以下になります。
CoinSharesの週次レポートから読み解くマクロ市況
マインドシェアと市場トレンド
SEC、米ドル連動ステーブルコインを証券とみなさないと公式声明発表
Binance Pay、新規ユーザーのデフォルト通貨にUSDCを採用
SMBC、Ava Labsと提携し、ステーブルコイン発行に向けた実証実験を開始
Doodles創業者が推進するオンチェーンゲームとトークン経済を融合する新プロジェクト『Project 02』とは
CoinSharesの週次レポートから読み解くマクロ市況
デジタル資産投資商品には先週2億2,600万ドルの流入があり、投資家は積極的だが慎重な姿勢を示している。
アルトコインは、4週連続で総額17億ドルの流出があった後、最初の週の流入額は総額3,300万ドルとなった。
主な受益者はイーサリアム、ソラナ、XRP、Suiで、それぞれ1,450万ドル、780万ドル、480万ドル、400万ドルの流入があった。
Volume 227: Digital Asset Fund Flows Weekly Report
マインドシェアと市場トレンド
2025/4/6(日)時点でのdexu.aiのマインドシェアのTOP3は以下になっています。
L1 17.71%
Stablecoins 10.99%
Sweet-spot 9.8%
L1プロジェクトとしては、先週に引き続きBTC、ETH、SOLといった時価総額上位の銘柄から、EVMのL1チェーンであるSonicやEVM対応されたHyperliquid、BNBやBERAに関心が集まりました。
米SECがUSDCなどの米ドル連動ステーブルコインは証券ではないという公式見解を発表したことでStablecoin全体に注目が集まりました。
Sweet-spotとしては、HYPE、PENDLE、MNTなどが注目を集めました。
特にPENDLEはトークン価格の大きな上昇によって、市場の注目を集めました。
SEC、米ドル連動ステーブルコインを証券とみなさないと公式声明発表
米国証券取引委員会(SEC)は2025年4月4日、米ドルに連動し、低リスクで流動性の高い資産で裏付けられたステーブルコイン(USDTやUSDCなど)について、証券には該当しないとの見解を示しました。
SECの発表によれば、ステーブルコインは以下の特徴を持ちます
米ドルと1対1の価値を維持するよう設計されている。
低リスクで流動性の高い資産によって完全に裏付けられている。
保有者はいつでも1対1で米ドルに償還できる。
SECは、これらのステーブルコインの発行および販売は、1933年証券法第2条(a)(1)項および1934年証券取引所法第3条(a)(10)項における証券の発行および販売の定義には該当しないと述べています。
なお、SECは今年2月に利回りを伴うステーブルコインを証券と認定していたが、今回の判断により、ステーブルコインに対する規制の線引きがより明確になった。これにより、暗号資産業界にとっては今後の事業設計や対応方針を立てる上で、重要な道標となることが期待されます。
Binance Pay、新規ユーザーのデフォルト通貨にUSDCを採用
2025年4月4日、暗号資産取引所バイナンスの決済サービス「Binance Pay」は、新規ユーザーのデフォルト通貨としてステーブルコインのUSDCを採用しました。
この変更により、新規ユーザーは初期設定でUSDCを利用して送金や決済が可能となり、取引手数料の削減や決済速度の向上が期待されます。
バイナンスのJonathan Lim氏は、「この取り組みを通じて、日常の決済において低コストまたは無コストの支払い手段を提供することを目指している」と述べています。
SMBC、Ava Labsと提携し、ステーブルコイン発行に向けた実証実験を開始

2025年4月2日、三井住友銀行(SMBC)は、Ava LabsおよびFireblocksと協力し、独自のステーブルコインを発行する計画を進めていると報じられました。
この取り組みは、デジタル資産分野への進出を目指すものであり、SMBCはまず実証実験をした後、商業化を検討しています。
Ava Labsはブロックチェーンプラットフォーム「Avalanche」の開発元であり、Fireblocksはデジタル資産のセキュリティと管理を提供する企業です。SMBCはこれらの企業と連携し、ステーブルコインの発行と運用に必要な技術的基盤を構築する予定です。
Doodles創業者が推進するオンチェーンゲームとトークン経済を融合する新プロジェクト『Project 02』とは
2025年3月31日、Doodlesの共同創業者であるpoopie氏とevan氏が、新たなオンチェーンプロジェクト「Project 02」をローンチしました。
Project 02は、ゲーム性とトークンエコノミーを融合させた実験的なWeb3体験を提供することを目的としており、第一弾として「Degen Fusion」というマージ系ゲームが発表されています。
「Degen Fusion」のプレイヤーはERC-20トークンを用いてTier-1のNFTをミントし、同ランクのNFTを2つ組み合わせて、より高ランクなNFTへと進化させていきます。この合成には成功・失敗の要素があり、成功すれば報酬やバウンティを獲得できる一方で、失敗するとNFTの1枚が焼却されるというリスクを伴います。
ゲームの全体的な仕組みはスマートコントラクトによって管理されており、NFTの合成結果はChainlink VRF(Verifiable Random Function)によって決定されるため、プロセスの透明性と公平性が担保されています。また、NFTのマージにかかるコストや成功確率など、あらゆるパラメータがオンチェーン上で処理されているため、ユーザーはルールに完全にアクセス可能な状態でプレイできます。
現在、Project 02はプレセールフェーズにあり、ETHまたはSOLでの貢献(公開されたアドレスに対する送金)に応じてトークンが配布される仕組みとなっています。トークン配布量は、送金額に加えてEthereum、Solana上でのNFTやトークン購入履歴やウォレットの活発度や紹介数(リファラル)を数値化した「X-Score」と呼ばれる独自のスコアが影響します。