【5分で読める!】2025年2月3日週の市場トレンドについて
おはようございます!こにちゃんです。
2025年2月3日週のweb3のトレンドが分かるレポートです。
構成は以下になります。
CoinSharesの週次レポートから読み解くマクロ市況
マインドシェアと市場トレンド
Uniswap v4の主な特徴について
Shiba InuとUAEエネルギー・インフラ省(MoEI)のパートナーシップについて
TrivagoとTravalaの統合によるホテル予約とクリプト決済について
暗号資産取引アプリが日本のApp Storeから削除
CoinSharesの週次レポートから読み解くマクロ市況
暗号資産ETFへの先週の流入額は、合計5億2,700万ドルに上った。しかし、週内の流入額はDeepSeekのニュースなど、市場全体の懸念に大きく影響され、投資家の感情が不安定だったことを反映している。
ビットコインへの流入総額は先週4億8,600万ドルとなり、ショートビットコインへの流入総額は370万ドルとなった。
以下の画像の「Flows by Asset」で、Bitcoinの「Week flows」の「486m$」にて確認できます。
以下の画像の「Flows by Asset」で、Short Bitcoinの「Week flows」の「3.7m$」にて確認できます。
XRP は現在、2 番目にパフォーマンスの良いアルトコインであり、年初来流入額は1億500 万ドル、先週は1,500万ドルの流入がありました。
以下の画像の「Flows by Asset」で、XRPの「YTD flows」の「105m$」、「Week flows」の「14.7m$」にて確認できます。
マインドシェアと市場トレンド
2025/2/9(日)時点でのマインドシェアのTOP3は以下になっています。
L1 50.53%
Sweet-spot 9.16%
memecoin 8.33%
今週は200億円以上を資金調達しているL1「Berachain」のメインネットローンチがあったため、先週に引き続きL1に対して強い関心が寄せられました。
L1「Berachain」に関しては、弊社でもリサーチ記事を執筆しておりました。
Berachainの特徴でもあるコンセンサスメカニズム「Proof of Liquidity(PoL)」についても解説していますので、興味がある方は是非ご覧ください。
Uniswap v4の主な特徴について
2025年2月1日にDEXの最大手「Uniswap」で、最新バージョンであるUniswap v4がローンチされました。Uniswap v4には主に4つの特徴があります。
プールの作成が安価に
従来のUniswapでは、新しいプールを作成する際に別のコントラクトのデプロイが必要でした。 v4では、シングルトンコントラクトがプール作成と状態管理することで、コストを約99.99%削減しました。
ネイティブETHのサポート
ユーザーはWETHへのラップ不要で、直接UniswapでネイティブETHをスワップできるようになりました。これにより追加のガス代なしで、約15%のコスト削減を実現しています。
swapコストの削減
従来は流動性プールのないトークンのスワップ時に複数プールを経由する必要がありましたが、v4のシングルトンコントラクト設計により大幅なコスト削減を実現しました。
サブスクリプターの導入
流動性提供者(LP)は追加報酬の受け取りに別ウォレットへの領収書移動が不要となり、セキュリティと利便性が向上しました。
ウェルカムフック
フックは、プールにカスタマイズ機能を追加できる外部スマートコントラクトです。 価格範囲外の流動性を別プロトコルへ預けることで、追加の利回り獲得が可能になりました。
フックを活用することで、独自の取引機能を構築できるため、さらなるイノベーションが期待されています。
Shiba InuとUAEエネルギー・インフラ省(MoEI)のパートナーシップについて
2020年8月に匿名の「Ryoshi」と呼ばれる人物によって開発されたミームコイン「Shiba Inu/SHIB」と、UAEエネルギー・インフラ省(MoEI)がパートナーシップを結びました。
前提としてUAEは、ペーパーレス行政やAIを活用した政策決定、ブロックチェーン導入で世界をリードする国であり、このパートナーシップによって、国家レベルでweb3を導入する新たなグローバル基準を確立しようとしています。
具体的には、Shiba Inuのオペレーティングシステム「ShibOS」をUAE全土のインフラに統合し、デジタルガバナンスを革新する計画です。
ShibOSは、スマートガバナンス、DeFiと資産トークン化、持続可能なエネルギー、FHEによるセキュアなデータ共有を可能にする次世代のOSを標榜しています。
TrivagoとTravalaの統合によるホテル予約と暗号資産決済について
ホテル予約サイトTrivagoが、ブロックチェーンベースのTravalaと統合し、ビットコインやイーサリアムを含む100以上の暗号資産でホテル予約ができるようになりました。
Travalaは、2024年の予約の78%を暗号資産で受け付けており、2024年の収益は$100mに達していることから、暗号資産によるホテル予約需要の高さが伺えます。
暗号資産取引アプリが日本のApp Storeから削除
2025年2月6日に暗号資産取引アプリの一部が日本のApp Storeから削除されました。
削除された暗号資産取引アプリを運営する取引所は、金融庁が認可する暗号資産交換業者の登録を受けていない状態だったため、規制の対象となったと考えられます。